最近ドロリッチがリニューアルと称して、お値段据え置き(150円)
内容量を180g→120gと約3分の1に減らすなど食品メーカーの【実質値上げ】が目立ちます。
消費者の思考的には「コストが嵩んだり大変なんだろうなぁ仕方無い」と思いたい所。
しかしメーカーは実質値上げと思われたくないのか反感を買う言い訳が目立つように。
メーカー側の悪い都合を「消費者を思い容量を減らしました」という言い方に腹が立ちます。
江崎グリコ ドロリッチ
・内容量180g→120g
・価格は据え置き150円(消費税別)
メーカー側の言い訳
- パッケージを女性の手にフィットしやすい形状に変更した
- 仕事中でも心置きなく手軽にスイーツを楽しめるように内容量を60g減らした
量を減らしパッケージ変更の理由を「手が小さい女性にも持ちやすい」と転換し、更に「スイーツをオフィスで手軽に楽しんでほしい」という良く分からない言い訳をしてます。
量を減らした分、価格を下げてくれると消費者的に手軽だよと言いたい。
量が減ると仕事中に心置きなく手軽にスイーツを楽しめる理論が意味不明。
ドロリッチの容量推移
年月 | 容量 | 価格 |
2008年 | 220g | 150円(税抜) |
2014年 | 200g | 150円(税抜) |
2015年 | 180g | 150円(税抜) |
2017年 | 120g | 150円(税抜) |
これはヒドイ…
販売当初220gだったのにリニューアルと言う名の容量減らしを重ね現在は120g。
明治 おいしい牛乳
・1000ml→900mlに減らす
・お値段据え置き
メーカー側の言い訳
- 容器の横幅を5mm細くし量を減らす事で筋肉への負担が1割軽減され、手の小さな子どもや握力の弱い高齢者も持ちやすく
- 人口動態やお客様の飲用実態の変化に合わせ、最後までムダ無くおいしく飲むことが出来る内容量として900mlになりました
容量削減の言い訳を「子供と高齢者の為」と言い換え。
素直にコスト高ですと言えよっ!と思うのは私だけでは無いはず…正直言って値上げの理由がセコすぎます。
捨てるか飲むかなんて消費者の自由で全員に900mlを強制する必要は無いと思うんですが…
そして1割減らしたら1割筋肉の負担が減るのは当たり前。
明治おいしい牛乳 おいしい暮らし~Natural Taste~ | 株式会社 明治
ガリガリ君のように素直に「コスト高」と言えば消費者の角が立たない
ガリガリ君は去年60円→70円に値上げしました。
理由が「アイスの棒と果汁の原材料高騰によりコスト高が企業努力だけでは限界に来た」と発表してます。
そしてわざわざ値上げを謝罪するCMまで打ってて好感度UPに繋がりました。
ピンチをチャンスに変えた形となりました。
「正直に言ってくれれば仕方ない」と思う実質値上げも「理解に苦しむ言い訳」をメーカー側が出してくるので消費者の反感を買ってるのでは?
「森永 マミー」も900mlになりましたが「乳原料の高騰と梱包資材価格上昇により減らした」と値上げ理由が素直で量が減っても愛飲しています。
食品の実質値上げを企業は言い訳しないでほしいですね。