【レビュー】VECLOS「SPW-500WP」サーモスが作った高音質スピーカー

「VECLOS」というブランドはご存知でしょうか?
水筒やマグで有名なサーモスが立ち上げた音響ブランド。
残念ながら2020年3月31日でオーディオ分野から撤退。
撤退によって35000円→17000円と半額で投げ売られてたので購入。
「動画鑑賞が捗るミニホームシアタースピーカー」でした。
ステンレス水筒の形をしたスピーカー

早速開封。
付属品
- 説明書
- micro USBケーブル(40センチくらい)
Type−C接続でないのがちょっと残念。
重さは1.1Kgでコンパクト。
重量感がありしっかりした作りです。
重さを考えると外に頻繁に持っていきたくは無いですね。

スペック
- 連続再生11時間(充電しながら使用可)
- USB-DAC機能搭載(MAC/Windows 両方OK!)
- 防水性能:IPX5
- マイク付き。ハンズフリー通話可
- Bluetooth対応(コーデック SBC/AAC/aptX)
パソコン用スピーカーにもってこいのサイズ感だと思います。

スピーカーユニット(真空エンクロージャー)は完全に真横。
素材は恐らくステンレスかな?
真横のスピーカー配置で正面から聴こえる!サラウンド感良好

音質や音の定位を確かめるべくiPhone11(Amazon Music HD)でAAC接続。
スピーカーユニットが真横配置なのに正面から聞こえる!
初めて聴くと驚く、不思議な感覚。
音質は箱出し直後、中高域がこもり気味。
丸一日流し続けエージング。
こもりが取れて高域が出るように(低域の量は少なめ)
エージングが進めば中高音域を綺麗に聞かせる良いスピーカー。

電源ボタンと反対側にMODE切り替えボタン。
これを押すとサウンドモードの変更が可能。
SPW-500WPのサウンドモード
- Dirac HD Sound
- Dirac Panorama Sound
- BEAT BLASTER
・Dirac HD Sound
Dirac Research社 独自のデジタル補正技術により理想的な音響特性に補正する「Dirac HD Sound」を採用。周波数特性だけでなく、従来のイコライザー補正ではできなかったインパルス応答性も補正することで、一体型スピーカーでは再現が難しかった音像定位や音の立ち上がりを改善し、高品位でクリアなサウンドを再現します。高品位でクリアな音質。
スピーカーユニットの配置に関係なく自然に聴かせる技術(ON/OFF不可)・Dirac Panorama Sound
オリジナルのステレオ音源が持つ臨場感を最大限に引き出します。Dirac Research社が特許を取得した独自の音場制御アルゴリズムを使用することで、左右の音が混ざることによるステレオ感の喪失を修復し、音源制作者の意図通りの音像定位とステレオイメージを再現することで、一体型スピーカーからは想像ができない優れた臨場感を再現します。左右の音が混じりあうこと無くステレオ感をしっかり再生するモード
・BEAT BLASTER
臨場感あるサウンドに欠かせない低音域は、パイオニア独自の特殊デジタル信号処理技術により、小型スピーカーでも自然で迫力のある低音を楽しむことができる機能「BEAT BLASTER」によって、最適な音響バランスの倍音を付加することにより、音質を損なうことなく低域を増強しメリハリのある迫力感を実現します。低域が中高域に被らないようにするモード
特に凄いのはDirac Panorama Soundモード

iPad Proの背面に設置しBluetooth接続。
Amazonビデオ、Youtubeの動画を再生すると耳の真横で音が鳴ってるような感覚。
音楽だと中域(人の声)が抜けたスカスカ音で微妙。
しかし映画だと不思議といい感じに聞こえる。
iPad Proの11インチと横幅がピッタリサイズ。
ゲーミング用途でも、いい音を聞かせてくれます

27インチモニター前に設置。
Windows10のデスクトップPCとUSB-DACモードで接続。
BEAT BLASTERモードで爆発音なども迫力満点。
コンパクトなサイズからは予想できない音質。
PC用スピーカーとしても優秀だと思います。
謎技術満載な不思議スピーカー。在庫がなくなる前にどうですか?

音質、機能を考えると17000円はお買い得でした。
「サーモスが作ったスピーカー」は一見イロモノ。
しかしスピーカーの常識を変えてくれました。
市場から在庫がなくなる前にどうでしょうか?