UPQが120Hz駆動対応と謳って販売した50インチ/65インチディスプレイが「実は誤表記で120Hz倍速駆動じゃなくて60Hz仕様でしたゴメンちゃいm(__)m」と衝撃のスペック詐欺を行ってた事がバレてしまいました…
PCゲームをする人は分かると思いますがリフレッシュレート120Hzと60Hzは雲泥の差がありヌルヌル感が体感レベルで違います。
ゲーム目的で買ってた人なら返品したいと思ってしまう仕様発表でした…PS4 Proとかで遊ぶのなら問題ありませんが。
今回は発売当初から「50インチ6万円でこのスペックは怪しい…」と思ってたので疑問点を書きたいと思います。
「Q-display 4K50」「Q-display 4K50X」「Q-display 4K65 Limited model 2016/17」
3機種のいづれかを持っている人には要注目なニュースです。
4K/120Hz駆動の製品は他社には無い
ソニー(ブラビア)や東芝(レグザ)などの大手メーカー製テレビでも4K/120Hzを謳った製品は無く4K/60Hz(60P)と表記していて120Hzは2K(1080P)での対応がほとんどです。
しかしUPQは「120Hz倍速駆動でゲームに最適」などと謳ってて実際は「1080Pでもリフレッシュレートが60Hzしか出ない」微妙な製品に成り果てています。
以上の事から発売当時「絶対このスペックは怪しい!」と思っていました。
ちなみにAV Watchの連載記事では「120Hzと記載があるが、テストした限りではそうした機能が働いている形跡が見当たらない」と見抜いていました。
・DMMの50/65型4Kディスプレイは120Hz非対応だった。返金対応も。UPQはギフト券 – AV Watch
UPQも自社で製品を作っている訳では無く自社のロゴを貼り付けているだけのメーカーなのでこの製品もどこかの中華4Kテレビでしょう。
DMMとの対応の差が酷すぎる
DMMはUPQからOEM供給を受け「DMM.make DISPLAY」として販売していますがDMMの対応が「返金対応」に対してUPQは「Amazonギフト券2000円分で返金せず」とお粗末過ぎる対応でUPQのディスプレイを買った人が可哀想です…
DMMに返金対応として戻ってきた商品は結局UPQに返品されるので恐らくお金が無いんでしょうね。
返品の度合いによっては下手すりゃ会社が潰れるレベルなのでUPQから買った人にはAmazonギフト券でお茶を濁したという訳ですな。
多分対応に納得しない人も出てくるはずです(DMMと差がありすぎですからね)
UPQ側は「正直なところ、UPQには(返品を受けても)置く場所がありません。大きなモニターなので返品していただくにしてもコストがかかり、その面でも厳しいのが現状です」
とコメントしてますが正直言って「知らないよ。それはそちらの都合でユーザーには何も関係ない事」だと思いました。
過去の問題を始め信用できないメーカー
このメーカーは過去にもやらかしていて今回のAmazonギフト券対象製品の「Q-display 4K50」も「動きの激しいゲームに最適」と言いながら170msという桁違いの遅延問題を抱えた製品だったり…(その後ファームウェアで大分軽減されました)
検索してる人が結構いるみたいなので数字残しておきます。
UPQのQ-display 4K50
遅延は170msでした
480pから4kまで確認しましたが、解像度を上げても
特に速度は変わらない様です
激安人柱ですなぁ pic.twitter.com/WNqRoocD1X— 寿屋くコ:彡 (@kotobukiya7) 2015年11月6日
また格安SIMフリースマホとして販売した「UPQ Phone A01」は当初「技適は取得したけど技適マークの誤表記をしてしまいました」と発表した後に「総務省総合通信基盤局」からツッコまれて「そもそもこのスマートフォンは技適を取得して無く未認証でした」というオチが待っていました…
・「『UPQ Phone A01』初期出荷分回収のお願い」に関する訂正について | 株式会社UPQ(アップ・キュー)
総務省から指摘されなければ嘘を突き通すようなメーカーです。
もう蔦屋家電には置いてもらえないかと…
ITmediaの過去記事でUPQの中澤裕子社長が「Q-displayは蔦屋家電の店頭に置いていただけないと思っていた」と語っており、
液晶遅延問題で蔦屋家電側から「展示機を早く持って帰ってくれ」と 言われた時期もあったみたいですが1度目という事で多めに見てくれた模様。
しかし今回の不祥事と対応の不味さの件でUPQは蔦屋(ツタヤ)家電から見放されてしまうのでしょうか?
まとめ
家電に携わる業界の人にとっては「120Hz→60Hz」はスペック誤記では済まされない問題のはずですがUPQは平気で誤表記と言ってしまう姿勢に疑問視した記事でした。
仮にASUSやBenQから出るゲーミングモニター製品で「実はフレームレートが120Hzではなく60Hzでした」とか起きてしまったら間違いなく返金される事案と会社の信用を落とす位の問題だと私は思いました。
PCゲームはしないなど仕様を割り切って納得出来れば安価な4Kデビューにはなると思いますが…
おわり