【スバル期間工】無資格検査員による不正な完成車検査が発覚!【群馬製作所】

日産自動車が不正な完成検査を行っていた件で「あーやっちゃったな日産」と話してたらまさか、すぐ側で不正検査が行われてるとは思いもしなかった記事です。
ぶっちゃけ今回の不正事件は社内規定と国に届け出た規定の認識の違いによるもので工場内の、ほとんどの人間が「不正という認識」は無かったと思います。
社内業務規定では知識と技能を身に着けてれば無資格でもOK!

これはどういった事かと言うとSUBARUが完成車検査の規定を国交省に届けた内容は「社内試験に合格した検査員が完成検査を行う」と言うもの。
けど社内業務規程では「監督者の監視下であれば社内試験に合格してなくても100%の知識と技術があると判断されれば検査業務に従事出来る」と定められてます。
なので言い訳では無いですが生産現場の人間は「不正と思ってなかった」が正直な所です。
今回の問題点である検査を行った無資格の研修中従業員でさえも自身の行為が「不正検査」とは思ってなかったはずです。
しかも30年以上不正が行われてたとなると群馬製作所の1つ「矢島工場」はちょうど30年(1987年)程前に完成したので生産立ち上げ当初から不正認識が無い状態で今に至ってます。
これはお偉いさんと現場との認識が完全にズレてたのが問題だと思いますね。
班によって風通しの悪い部分が多々あるので意見できない
研修中従業員が検査資格のある他人の判子を借りて検査終了認定(公文書偽造に近い)をしていた点も問題になってます。
そこに関しては誰かが「ハンコって貸し借りしても良いのかな?」と疑問に思う人が出たはずですが長年の慣習なので誰も意見出来なかったんじゃないかなぁ?
班によっては「あそこの班長は言動や特定の人にキツイ対応をする」などの話が出るので疑問に思っても言える雰囲気では無かった可能性もあります。
大きな問題ではあると思うけど身の回りでは深刻さを理解してない
今回の問題は長年普通に行われてた事なので不正が発覚しても期間工や一部プロパーの反応は「えっあれダメだったの?」程度。
だってハンコ以外は社内業務規程を守ってたんですもの(認識のズレはありましたが…)
生産現場では「言わなきゃわかんねーのか」という暗黙知な部分も多数あり「多分これで大丈夫だろ」と判断する部分もあるので現場全体で意識改革が必要だと思うなぁ。
叩けばまだ何か出そうと感じた期間工目線の記事でした。
26万台のリコール費用は50億円!!うーん高くついたな。
