Shanling M2sのレビュー。安くて高音質AK4490搭載でコスパ良し

ZX300より軽くて小さいDAPが欲しいな…と思い2万円切ってたので購入してみました。コンパクトで価格を超える音質!高解像度DAPで満足な品でした。
日本製品だと価格的にウォークマンA40シリーズがライバルかな?
手のひらにスッポリ収まるコンパクト性
外観レビューは多くのブロガー様が過去に紹介してるので割愛し簡単に。
本体サイズは53mmx85.6mmx14.5mmで3インチディプレイ(800×480ピクセル)
成人男性の手のひらにスッポリ収まるサイズ感。
ホイールがAK100を思い出させるデザインで好み。
アルミボディ製で重量は100gとほどよい重さ。
プラボディで軽いDAPよりこちらの方が持っててしっくりきます。
「Retina」と表現するディスプレイは非常にキレイで、日本語フォントも美しく読みやすいです。
中華DAPも進化してるなーと感じさせてくれる出来。
昔の中華DAPと言えば日本語が文字化けしまくりで「音は良いがUI最悪」でワリキリが必要でした。
音質は高解像度でカッチリ濃厚に鳴らす系
「Shanling M2s」基本スペック
- DACチップ:AK4490EQ
- アンプ:TPA6120
- ローパスフィルター:MUSES8920
- 再生出力:130mW@32Ω / 12mW@300Ω
- SN比:≥108dB
最初に聴いた感想は、解像度が非常に高くリスニング寄りサウンド。
フラットでモニター的な音を出すDAPとは対照的な音。
一言で言うと「濃厚サウンド」
音色の傾向は「硬質」でエッジが効いてるので、曲と組み合わせイヤホンによっては高音が刺さるかも知れません。
リスニング寄り&高解像度DAPを求める方にはオススメ。
柔らかい音を出すDAPでは無いですね。
接続イヤホンは2BA「CTM-VS2」
ウォーム系で比較的、ゆったり聴かせるこのイヤホンとDAPの組み合わせは「中和」され良い音で鳴らしてくれてます。
ホワイトノイズも乗らずgood!
ちなみに手持ちの6BAカスタムIEM「1964ears V6」でも全くホワイトノイズが乗らなかったのでマルチBAイヤホンメインの方も安心して使えますよ。
ポータブルヘッドホンも楽々ドライブ
ベイヤーダイナミック「T51P」も接続してみました。
ゲインがHigh/Lowと切り替え可能。
ローゲインでボリューム30(MAX100)あれば十分鳴ってくれる音量に。
ノリよく聴かせてくれる、この組み合わせは相性は中々良し。
まとめ:「高出力」「低ノイズ」「デジタル的な音」を求めるなら買い
「ZX300」や「NW-WM1A」のような柔らかい音を出すDAPとは違い、デジタルな音(カッチリ)って感じでAK4490EQの高解像度を全面に押し出したようなDAP。
素材(パーツ)の味をそのまま出す「中華DAP王道サウンド」
アプローチとしては低コスト+デジタル音=高性能
この価格帯でパーツ性能を素直に引き出した機種は少なくコンパクト&高音質を求める方にはオススメ出来ると思いました。